生理と便秘
あと1〜2週間すると生理が始まるかも…という時期になると、便秘がちになることありますよね。
一見関係なさそうにも見える生理と便秘の関係ですが、実は密接なかかわりがあるのです。
関わりのキーポイントは、排卵後に増えてくる【黄体ホルモン】です。
このホルモンは、妊娠を成立・維持させるためにはたらくホルモンだといわれていますが、
その他にも作用があります。
黄体ホルモンの作用
- 体内に水分をため込もうとします
- 子宮が収縮するのを抑えます
大腸からの水分の吸収がさかんになり、結果として便が固くなりがちです。
子宮と腸は隣り合っているため、本来ならば子宮をターゲットにしている黄体ホルモンは腸にも影響を及ぼしてしまうと言われています。妊娠を成立・維持させるため、子宮が収縮してしまわないように作用するホルモンが腸にも作用してしまうことによって、腸の蠕動運動が抑制され、便秘傾向になることがあるのです。
黄体ホルモンがきちんと分泌されているというのは、女性として健康の証しでもありますが、
便秘がちになるのは困りますよね。
これに対処するには、よく耳にする対処方ではありますが
- 水分をこまめに摂り、体内の水分バランスを整える
- 不溶性の食物繊維を摂り、腸の蠕動運動を促進する
ことを心がけましょう。